読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『衛府の七忍』

覇府の威によって戦国乱世を支配した治国平天下大君・家康。その意に従わぬ民は軍神・吉備津彦命に誅戮される運命だ。だが見よ! 惨酷なる人界を跋扈する七つの影。人か獣か風か花片か、いや、衛府の刃・怨身忍者だ!

ということで、徳川幕府服従しない異民たちが異形の鬼(怨身忍者)と化して、桃太郎とか金太郎とか浦島太郎と戦うという話。宮本武蔵とか沖田総司とかも出てくる。大具足というロボットも出てくる。両性具有に人造人間、忍術、妖術、あらゆる面妖なもの、なんでもあり。書きたいことだけを書きまくって、書きたくないことは一切書かないというので、読者としては事情もよくわからないままメイン料理ばかりを食わされ続け、なるほど美味と思わされているうちに連載があっさり終わってしまった。『シグルイ』の人の漫画。