読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『羊たちの沈黙』の続編。

夏休みに突入したので、ちょっと前に続けて見た、『羊たちの沈黙』の続編たち。『ハンニバル』の方は、だいぶ前にテレビで放送されていたのを見たことがあって、確か『羊たち』を見るよりも先にこっちを見たと思う。その時は普通に楽しめる映画という印象だったと思うのだが、その後に『羊たち』を見ると、クラリスはやはりジョディ・フォスターなのであって、遡及的にまずまずの映画という評価に落ち着いたような。で、今回見てみると、『羊たち』よりも画面の作りが派手になっていて、レクター博士も娑婆で活躍したりするのだけれど、まあ、クラリスはもちろん、『羊たち』の何か大切なところを失ってしまった映画という感じ。『レッド・ドラゴン』の方は初見。FBIの敏腕捜査官をエドワード・ノートンが演じるのだが、かなり頼りない感じで、ほんとに敏腕捜査官か?と思うところもあったのだけど、考えてみれば、レクター博士への畏怖をちゃんと表現せねばならず、単に自信満々な奴ではダメなわけで、そういう意味ではエドワード・ノートンかなとも思う。そう言えば、ハーヴェイ・カイテルも出ているのだった。どちらにしても、映画よりもトマス・ハリスの原作の方が随分と評判がよいので、ちょっと気になるなあ…。