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I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

James Chance & The Contortions『Buy』

ジェイムズ・チャンスやコントーションズは、今まで『No New York』(4バンドのオムニバスCD)くらいでしか聴いていなかったけど、ひょんなことからアルバム一枚通して聴いてみたらものすごくよかった。

ノー・ウェイヴということでは、『No New York』にも入っているDNAというバンドが一番尖がった感じがして好きだが、アルバムを通して聴くとさすがに疲れるなあ、まあノー・ウェイヴだからそんなもんかなあ、と思っていたところ、このジェイムズ・チャンス&コントーションズはぜんぜん疲れない。性急なビートに執拗に繰り返されるシャウト、というわけで、どちらかというとうるさい音楽になるのだろうけど、まったく暑苦しくはなく、すごくクール。ノー・ウェイヴに共通する破茶滅茶さはもちろんあるのだけれど、曲なんか綿密に構成されているし、演奏もしっかりしているので、初期衝動だけで乗り切る型のバンドにはない余裕も感じられ、一言でいうと、「イカしてる」ということになる。

あとは、空耳がたくさんありそうだなと思いながら聴いていた。 

バイ(紙ジャケット仕様)

バイ(紙ジャケット仕様)

 
No New York

No New York