読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『見るだけでわかる!ビジネス書図鑑』買った

これも学生の卒論のテーマ探しにいいかなと思って買った。のだけれど、ざっと読んでみた結果、これだけでテーマ探しをするとするなら、むしろあまりよくないなと思った。要点のみをまとめたフレームワークでことを済ませてしまうのは(そして、それでいいと…

『ビジョナリーカンパニー』

経営の分野ではベストセラーらしいけど、読んだことがなかったのでざっと読んだ。 めちゃくちゃ優良な企業って結局のところ何が違うの?というシンプルな問いを、それなりに優良な企業と比較したり、その歴史を遡ったりと苦労して調査して、結論はまあふつう…

『私たちはどのように働かされるのか』

ゼミのリーディング教材にするといいかなと思って読んだ。 主張としては、「労働を規制することが必要」(174頁)というもので、ここで「規制」とは、(自己責任としてではなく)法的・制度的・慣習的に労働のあり方を作り変えていくといった意味合いが含ま…

『経営学大図鑑』買った

うちは現代社会学部ということで、ゼミに入ってくる学生は必ずしも経営学を勉強してきていないので、そういう学生さんが読んだらいいかなと思って買った。 「経営学図鑑」というより「経営図鑑」という感じで、ビジネスの実例が盛りだくさん、理論的な話が多…

ちょっと前に読んだ『彼女たちはみな、若くして死んだ』

ちょっと前に読んだ。 題名から、幻想風味の混じったミステリかな、とか思っていたら、殺人事件実話集だった。1949年に出版された本なので、取り上げられている事件も今から100年前後くらい前のもの。 カポーティの『冷血』を思い出したりしたけれど、それぞ…

『人形館の殺人』読んだ

この作家さんの『十角館の殺人』 という作品がミステリ然としていて好きで、館シリーズはぼちぼち読んだり読まなかったりしているのだけれど、そのうちの一冊がこの『人形館の殺人』。 巻頭に「竹本健治さんに」とあるので、メタフィクション的な仕掛けでも…

『殺し屋1』を読んだ

Kindle Unlimitedで全巻読めた。 SMやいじめをテーマとしつつ、殺し屋イチが(というか裏で手を引くジジイが)、ヤクザ・垣原組を壊滅させるというお話。 初めて読んだのは高校生の時で、そのあまりの暴力描写が後の人格形成に影響を与えたと言えばそうであ…

『夢をかなえるゾウ』をざっと読んだ

記念すべき第一回目の投稿で、たまたま手に取ったなんの思い入れもない本を取り上げるのもどうかとも思うが、とにかく書き始めることにする。 最近、Kindle Unlimitedを契約したので、聞いたことがあるが読んだことのない本を読んでいる。その中の一冊で、ざ…

開設の趣旨

読んだ本や観た映画などについて、簡単な意見を述べるために作ったブログ。 本格的な論評を書くには時間がかかりすぎるし(そのため、気が重くなったりするし)、できる限り気楽に書きたいものの、他人の目に晒されなければ緊張感に書けるし…、と思って開設…