読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『人はなぜ物語を求めるのか』

うーん、これはちょっとどう評価したものかという感じだが、内容としては物語論(感動する物語の作り方とかそういうのではなく、世界を物語という形式を通して理解する認識作用のあれこれについて)が解説されており、物語論ということで素材的には面白いは…

『ファーゴ(ドラマ)シーズン1』Amazonプライムで見た

こないだ映画の方の『ファーゴ』を見たが、このテレビドラマ版にもコーエン兄弟がかかわっているということで見た。リメイクというか、全然違う話になっているが、まあ相変わらず町は吹雪いてるし、鮮血は雪の上に飛び散るし、主要キャラは嘘ばっかりつきま…

『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』

危険「思想」というか、副題にある通りの「悪いやつらの頭の中」、世界中のろくでもないやつらが人殺しをしたり犯罪したりする時に何を考えているのかを、ジャーナリストが取材を通して書いた本。スラスラ読めて、おもしろかった。 世界の危険思想 悪いやつ…

『「無知」の技法』、話が長いよ…

「知らない」ということを「技法」として取り扱うと、タイトルで宣言しているところが気に入って買った。テーマとしては、「無知」というか「未知」に、恐れずにいかに踏み込んでいくかというものだった。 読んでみたら、延々事例となんとか理論の引用があっ…

『「個性」はこの世界に本当に必要なものなのか』

ええ、わかってましたよ。「個性は本当に必要なものなのか?」みたいな問いかけをしたからといって、結論がまず「必要ない」とはならないことなんて。でも、「社会的に価値ある個性を発揮しよう」、したがって「個性は必要なものだといわざるをえない」とい…

『2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』

本書は、釣りを見破るための技術を記すものだ、ということで、その目的としては、ひとつは、「釣りに騙されないようにしましょう」という「教育」的なものらしいのだが、それ以上に著者は、「釣りをもっと楽しもう」ということが言いたいらしく、「釣りは、…

『ファーゴ』

日曜の夜ということで、何か見ようと思って、もう3度目か4度目くらいだが見た。この映画は、「仕掛け」を知っている方がおもしろいね。 ぱっと見、サスペンスみたいな雰囲気を出しているが、その実、人をおちょくったようなコメディ。観客すらおちょくってい…

「カンブリア宮殿」の辻調理師専門学校の回

非常勤をしている大学の補講ということで、いつもとは趣向を変えて、ビデオを見せて学生にレポートを書かせることにしたのだけど、そのビデオ教材を何にするかということで結構悩んで、働き方改革関連のものとかどうかなと思って探したけどあまりいいのが見…

『ユージュアル・サスペクツ』Amazon Primeで見た

95年。アメリカ。刑事と犯罪者たち。完全に日曜の夜だわ。 ユージュアル・サスペクツ (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る

『お騒がせモリッシーの人生講座』

昨年の夏に買ってなんとなく読みかけにしていたのを読んだ。うーん、まあ、モリッシーについての情報は色々たくさん書いてあって楽しめた。けど、最終的にはモリッシーのネガティブ(というかネクラ)イメージをポジティブに反転させるというよくある感じで…

『HITOSI MATSUMOTO VISUALBUM “完成”』

定期。 HITOSI MATSUMOTO VISUALBUM “完成” [DVD] 出版社/メーカー: よしもとミュージックエンタテインメント 発売日: 2003/03/26 メディア: DVD 購入: 6人 クリック: 204回 この商品を含むブログ (42件) を見る

『組織で生きる 管理と倫理のはざまで』

今、リハビリ職に関連した研究を行なっており、本書は病院組織での管理上の事例をたくさん取り扱ったものということで、とても勉強になった。あと、例年、看護学部で一コマ授業を持っているのだけど、看護職のリーダーシップとか早速来年からそのネタに使え…

『インスタント沼』見た

『インスタント沼』ということで、例えて言うなら、選りすぐった高級食材を手間隙かけてインスタント食品にする(結果的に「そうなった」のではなく、「そうする」)、というような作品だった。 「沼」という点では、いろんなものが呑み込まれたり吐き出され…