読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

James Chance & The Contortions『Buy』

ジェイムズ・チャンスやコントーションズは、今まで『No New York』(4バンドのオムニバスCD)くらいでしか聴いていなかったけど、ひょんなことからアルバム一枚通して聴いてみたらものすごくよかった。 ノー・ウェイヴということでは、『No New York』にも…

『組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす』

今日の「経営学ステップアップ」という担当授業の中で、「経営学の理論は、考えるためのきっかけのようなものなので、思い思いにアレンジして使えばいい」というような話をしてたら、この『組織開発の探究』でも、組織開発をそのようなものとして位置付けて…

『不道徳な経済学 擁護できないものを擁護する』面白かった

リバタリアニズムの立場から、売春婦とかポン引きとかヤクの売人とかダフ屋とか環境を保護しない人たちとか、いわゆる社会的に非難されるような不道徳な人たちのことを擁護する、という本。 リバタリアニズムがどのような思想であるかは、著者と訳者の序文で…

『フランシス・ベーコン』最高!

やっと買った。で、最高。 ドゥルーズのベーコン批評もおもしろそうなので合わせて買った。 フランシス・ベーコン (フォーカスシリーズ) 作者: マーティン・ハマー 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2014/06/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件)…

『働き方の哲学』

最近本屋でよく平積みされているので、買ってみた。 働くということについて、健やかな「観」(ものの見方)を作ることを目指すという本で、「哲学」と言うわりには、企業の研修で教わるようなことをきっちりたくさんまとめてあるという感じで、結局どこら辺…

『居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書』

これも京大の伊藤さんにお薦めしてもらった本。 例えば、さほど仲良くもない人と居合わせて気詰まりを感じる時(そして例えば、慣れないフィールドで観察調査をしている時)、私たちはそこに「ただ、いる」ことに耐えられなくなって、しきりになにか考え事を…

『人事と採用のセオリー』

表紙が派手だけど、中身は思いのほか真面目な「教科書」という感じだった。少なくとも、楽しみながら読めるという感じではなく、「勉強」というモードで読む本。 「教科書」と言っても、大学教員が書く教科書よりもだいぶ実務寄りの内容になっており、学生向…