読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

マンガ

冨樫義博展に行ってきた/行けなかった

もう先週の話になるが、グランフロントでやっている冨樫義博展に行ってきた。平日の昼間だし気楽な感じで入れるだろうと高を括っていたら、なんと長蛇の列(!)…というわけではないが、どこからともなくウヨウヨと人が群がってくる、それもひと目見てわかる…

NHKで正月にドラマ化されてた『いちげき』

いちげき (1) (SPコミックス) 作者:松本次郎,永井義男 リイド社 Amazon もう最近の松本次郎をあまりちゃんと追いきれなくなっているのだが,正月にNHKでドラマ化されるというので,いい機会だと,過去に途中まで読んでいた『いちげき』をちゃんと読み直す。…

『約束のネバーランド』

約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:白井カイウ,出水ぽすか 集英社 Amazon 今更読んだ。最近は新しいマンガを読み始めても,あまり乗り切れなくて最初の方でやめてしまうことが多いけど,これは冒頭から話と絵に引き込まれて,最後まで…

『最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常』

最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常 (バンブーコミックス エッセイセレクション) 作者:下駄華緒,蓮古田二郎 竹書房 Amazon だいたい10代の頃から死についてずっとなんとなく興味を持っており、社会科学の研究でも死や死人に関わる研究はそれとなくチェッ…

『ありがとう』

ありがとう(1) (ビッグコミックス) 作者:山本直樹 発売日: 2014/09/15 メディア: Kindle版 こないだやっていたDMMブックスのセールで買った。表紙だけを見るとふつうにエロマンガと勘違いしてしまいそうで、まあアマゾンのレビューなんかを見ていても、か…

『衛府の七忍』

衛府の七忍 10 (チャンピオンREDコミックス) 作者:山口貴由 発売日: 2021/02/19 メディア: Kindle版 覇府の威によって戦国乱世を支配した治国平天下大君・家康。その意に従わぬ民は軍神・吉備津彦命に誅戮される運命だ。だが見よ! 惨酷なる人界を跋扈する…

『怪盗アレキサンドライト』

怪盗アレキサンドライト (1) (ぶんか社コミックス) 作者:秋乃茉莉 発売日: 2013/06/01 メディア: Kindle版 19世紀末のパリを舞台に、美人で冴えた怪盗(そしてやはり変装の名手ときたもんだ!)と、金髪碧眼の美男(だけどやはりちょっとおマヌケな)刑事が…

『駿河城御前試合第一試合 無明逆流れ』

~駿河城御前試合第一試合~ 無明逆流れ とみ新蔵作品第2集 作者:とみ新蔵,南條範夫 発売日: 2013/03/14 メディア: Kindle版 Kindle Unlimitedにて。前に読んだ『シグルイ』と原作を同じくする漫画。こっちの方が原作に近いのだろうか? ラストシーンの残酷…

『バガボンド』

バガボンド コミック 1-37巻セット (モ-ニングKC) 作者:井上雄彦 発売日: 2014/07/17 メディア: コミック 子供の頃にジャンプ黄金期でふつうにスラムダンクを読んでいたわけだし、そうなるとやはり高校生くらいになると順当にバガボンドを読んだりしていたわ…

『シグルイ』

シグルイ 7 (秋田文庫 71-7) 作者:南條 範夫 発売日: 2015/01/09 メディア: 文庫 「シグルイ」というのは武士道の「死狂ひ」ということで、今風に言い直せば「死に物狂い」ということらしいのだが、今日「死に物狂い」などと言ってもまあ「必死だね」という…

『マイナス 完全版』

マイナス 完全版(1) 作者:山崎紗也夏 発売日: 2018/06/26 メディア: Kindle版 kindle unlimitedで読める怪作ということで。主人公が美人高校教師ということなのだが、この人がまあ常軌を逸した被害妄想の持ち主で、周りの人たち(それもだいたいは自分のこ…

『かんかん橋をわたって』

かんかん橋をわたって (1) (ぶんか社コミックス) 作者:草野誼 発売日: 2015/09/28 メディア: Kindle版 Kindle Unlimitedで読めるもので評価が高かったので。評判通りよかった。なんと言うか、冒頭ふつうの嫁姑ものかと思いきや、途中あり得ない展開を精緻に…

『夢中さ、きみに。』

夢中さ、きみに。 (ビームコミックス) 作者:和山 やま 発売日: 2019/08/10 メディア: Kindle版 以前読んだ『女の園の星』(https://tsk1024.hatenablog.com/entry/2020/08/21/202459)の作者さん。やっぱり例の変な女と変な男が友達になる話が一番よかったか…

『女の園の星』

女の園の星(1)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing) 作者:和山やま 発売日: 2020/07/08 メディア: Kindle版 いつだったか、Twitterで流れてきた変な女と変な男が出会う話(和山やま on Twitter: "変な女が変な男と出会う話 (1/6)… ")がなかなかおもし…

『ようこそ!アニマル連邦』

ようこそ! アニマル連邦 作者:あべまん 発売日: 2020/06/12 メディア: 単行本 「生コン色の信号って何だっけ?」 「…欺瞞?」

『リウーを待ちながら』

リウーを待ちながら(1) (イブニングコミックス) 作者:朱戸アオ 発売日: 2017/06/23 メディア: Kindle版 友人に薦められて,日本でペストが流行する話ということで,時期も時期なので読んでみたら,おもしろかった。 タイトルの「リウー」というのは,カミ…

『マンガでやさしくわかる組織開発』

マンガでやさしくわかる組織開発 作者: 中村和彦,松尾陽子 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター 発売日: 2019/07/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ちゃんとタイトル通りの内容だった。「やさしくわかる」というのは、ふつう…

『蒼天航路』「唯才是挙」、そして人の才を巡る曹操と華佗のスリリングな会話が最高におもしろい

『蒼天航路』は読むたびになにか語りたくなる箇所がたくさんあるのだけれど、今回は中でも、「唯才是挙」にまつわるあれこれ、特に人の才を巡る曹操と華佗の会話(26、27巻)に最高に興奮した。 「唯才是挙」というのは、曹操の発布した求賢令の骨子となるも…

『殺し屋1』を読んだ

Kindle Unlimitedで全巻読めた。 SMやいじめをテーマとしつつ、殺し屋イチが(というか裏で手を引くジジイが)、ヤクザ・垣原組を壊滅させるというお話。 初めて読んだのは高校生の時で、そのあまりの暴力描写が後の人格形成に影響を与えたと言えばそうであ…