うちは現代社会学部ということで、ゼミに入ってくる学生は必ずしも経営学を勉強してきていないので、そういう学生さんが読んだらいいかなと思って買った。
「経営学図鑑」というより「経営図鑑」という感じで、ビジネスの実例が盛りだくさん、理論的な話が多い日本の教科書とはだいぶ違うなあと思いながら（まあ「図鑑」と銘打ってるので「教科書」と差別化することがねらいなんだろうけど）、自分が読んでも知らないことがたくさん書いてあったので、授業のネタ本には使えそう。
学生さんにとっては、もしこれで初めて経営（学）を学ぶとしたら、情報の多さに胃もたれするだろうなという感じ。好きなところからつまみ読みでいいのだけれど、そうするにしてもあらかじめ経営学の各理論的トピックを知った上での方がやりやすいだろうし、そうなると結局ふつうの教科書で経営学の見取り図を頭に入れてからの方がよいのかなあとも思う。
