読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『SE7EN』やっぱり最後まで見てしまった

幾度となく見た映画だけど、アマゾンプライムビデオで見れるし、休憩がてら最初の方だけでも見よかと思って見始めたら結局そのまま最後まで見てしまった。

この映画もまあいろいろと仕掛けがあって、たとえば、七つの大罪を見立てとして7日間に渡り連続殺人が起こっていくということで「セブン」なのだが、それがじつはミスリードで、本当のテーマは8つ目の罪の○○○だとか、それを基軸に主要登場人物3人もキャラ造形されていて、そう見ると三者三様のアイロニーが見えてきたりとか、そうするとさらには「サイコキラーもの」みたいな映画の括り方じたいが危うくなって、単なる娯楽映画ではなくて私たち自身に切実に迫るものになる、とかとか(この点、作中にも引用されているカポーティの『冷血』に通じるような作りになっている)。

セブン (字幕版)

セブン (字幕版)