時効警察というドラマは、時効になった事件を趣味で捜査する男・霧山修一郎（オダギリジョー）が、毎回毎回迷宮入り事件の真相をなんとなく突き止めちゃって、でも事件はもう時効ですからこの件は誰にも言いませんよ、という、要するにふざけたドラマなのだが、2006年の第1シリーズの絶妙なテンションがとびきり素晴らしくて、もう2兆回くらい見たと言っても過言ではないのだ。一方、続く2007年の第2シリーズではふざけ方がだいぶ騒がしい感じになっていて、こちらの方は2、3回くらいしか見直していないということにも、それなりの理由があったのだ。
で、10数年ぶりにシリーズ再開ということで、今のところスペシャルと第1話、第2話を見たところだが、印象としては、第1シリーズと第2シリーズの中間くらいの雰囲気という感じで、見ていてちょっとしんどいなあと思うところもあれば、向井理がゲストの第2話なんかとてもよかったし、この第3シリーズが2兆回見直す作品になるか否かはこれから次第、その意味でも目が離せないと言っても過言ではないのだ。
