読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『マッドマックス』

マッドマックス(字幕版)

マッドマックス(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

時は近未来、凶悪な暴走族による暴行や殺りくが横行していた。相棒の殉職をきっかけにして、愛する妻子のために、危険極まりない警察の仕事を辞める決意をしたマックス。しかし、その後妻子は暴走族になぶり殺しにされてしまう。復しゅうの狼と化した彼は、対暴走族追跡専用パトカー「インターセプター」を駆って、孤独な闘いをしかけていく。

というふうにアマゾンで紹介されていたので、こりゃあおもしろいに違いない、しかもシリーズものの第1作目というのはだいたい傑作だと相場は決まっている、ということで見てみたら、そうでもなかった。というのも、復讐の狼と化したマックスが対暴走族追跡専用パトカー「インターセプター」を駆って、孤独な闘いをしかけていくのがこの映画のメインコンテンツだと思っていたら、それは最後の15分だけで、こちとら『ランボー』みたいな話を期待していたので、大いに肩すかしを食らってしまった。

そんなわけでこのアマゾンの紹介文は、映画の内容をほぼ全編にわたってバラしてしまっていることになるのだけど、まあ、バラされたからといってなにか興が削がれるというような内容でもなく、うざい暴走族たちがヒャッハーしたり、警察もそれに負けじと武力行使をハッスルしたり、ヒロインはとにかく暴走族に捕まりたいようで軽率な行動を取りまくるわ、マックスもマックスで暴走族がそこまで来てるというのにヒロインの側からやたらと離れたがるわ、という具合なので、ぜんぜんストーリーとかリアリティとかは、どうでもいいのである。