評判の映画ということで。最近はフェリーニとかばかり見ていたせいか、前半部分で話があまりに淀みなくヌルヌルと流れていくのが逆にちょっとしんどくて、とりあえず半分くらいまで見て続きはまた明日にすればいいやというくらいのぼんやりした気持ちで見続けていたのだけれど、さすがに評判になるだけのことはあって、ちょうど半分あたりから物語が大きく動き出しおもしろくなってきて、結局そのまま最後まで見てしまった。最後、なんか登場人物が希望があるような雰囲気を出しているが、冷静に考えると(視聴者の第三者的立場から見ると)絶望でしかないというのがブラックなところなのかしらん。