読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『風立ちぬ』

8月が終わってしまった。採点やら就活やらでまあまあ忙しくしていて、あと夏休みの間に一本論文を書き上げようというので色々読んだりしてはいたのだけど、まあブログの更新は滞ってしまったというわけである。そんな中、ちょっと前に、例によって金曜ロードショーでやっていた『風立ちぬ』を見た。実はまだ見たことがなかったのでようやく初見。どういうわけか白髪のおじさんが主役のジジくさい話だとばかり思っていたのだけれど、全然違っていた。で、もうひとつ、前情報を聞く限りではなんとなく純愛感動系の話だと思っていたのだけど(だから今まであまり見る気にならなかったのだけれど)、いざ見てみると、もちろん「そういう風」の描写はあったりもするのだが、何やら様子がおかしい。例えば、明らかにヒロインとして登場してくる菜穂子の単なる付き人であるはずのお絹さんが妙に美人だったり、主人公の二郎もヒロインの菜穂子そっちのけでお絹さんの後ろ姿を追いかけたりする。それでまあ、ジブリと言えば岡田斗司夫、解説を聞いてみるとなるほどなあ、と。この『風立ちぬ』という映画は、ジブリ映画の中では異色の作品というわけなのだった。で、こちらの本もKindle Unlimitedで読めたので読んでみた。