読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『組織の行動科学 ヒューマン・オーガニゼーションの管理と価値』

ここまできたら、ついでにこれもざっと読み直しておく。やはりこの1967年の著書が一番読みやすい。と言っても、基本的にこのリッカートという人の著述スタイルは、自分が売り出しているシステム4という管理方法がとてもすごいんです、ということをまず宣言しておいて、それがいかにすごいのかということを各章いろんな角度から少しずつ、実証研究の成果もその都度援用しながら繰り返し論証していくというもの。それは良識的な実証主義者のスタイルではあるものの、個人的には、「おもしれぇ!」と思う議論の運びなどはほぼなかったなぁ…(議論の「内容」としては、大事な指摘はもちろんたくさんある)。ともかく、これにてリッカートの復習は一旦終了。