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I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『ゴッホ:天才の絵筆』

アマゾンプライムビデオで見た。ゴッホ自身が、死後の世界から生前の生活を回想しながら、あの頃はああだったとかこうだったとかを語るという体裁の作品になっており、ゴッホが書いた手紙(弟のテオに宛てた手紙)をもとに制作されたということで、そこまで突っ込んだ話にはならない分、画家の苦悩や喜びがよりストレートにわかるものになっている。「私は生前よりも死んでからの方が女性にモテた」とか、映画の制作スタッフを「こいつはこういうやつだ」みたいに紹介していたりとか、若干ユーモラスな語り口もあったりして、まあ大抵の人にとってゴッホという人は「頭のおかしいオランダ人」というくらいのイメージしかないと思うのだけど(私もそうだったが)、そんな人にとってもゴッホという画家がより身近に感じられるような、そんな作品ではあったと思う。映像も、画家ゆかりの地の風景とかとても綺麗に撮られていたし、音楽もよかったし、何より上映時間40分ということで寝る前とかでもさくっと見れるので、おすすめです。