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I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『地獄の黙示録・特別完全版』

アマゾンプライムで見つけてしまったので、見るしかない。

昔、学生の頃に見た時よりもなんとなく話が長かったような気がするし、終わり方もこんなにあっさりとしたものだったかな、と不思議に思って調べてみると、この映画にはいくつかバージョン違いがあるらしい。今回見た特別完全版は、いくつかのシーンが付け足されていて、また、クライマックスの派手なシーンもコッポラ監督の意図によって削除されているそうな。やっぱりそういうことか、などと思っていたら、その付け足されたシーンの一つにフランス人入植者のくだりがあるらしいのだけど、そのシーンは昔に確かに見た記憶がある。結局のところ、昔見たのもこの特別完全版だったということで、人間の感覚なんていい加減なものである。

で、Wikipediaを見ていたら、監督自身もこの映画を撮っている最中に何がテーマであるのかがわからなくなったと書かれており、力技でなんとか完成させたような作品であるので、確かにこの映画についてはこちらとしても何を語ればいいのかがわからない。だから他の人のレビューを見ていても、だいたいみんな力技で、あれこれと言い過ぎているのが楽しい。