読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『おおかみこどもの雨と雪』

金曜ロードショーでやってた。身元を隠して「ふつうの人間」として社会にパッシングしていくのと、身元を隠さずに「ふつうの人間」たちの社会とは違うところで生きていくこと、その両方が肯定されるということで、なるほどなぁと思っていたら、そこにもうひとつ貧困の再生産という軸を入れるとより物語が重層的になるということを書いているのがこの記事。社会的包摂において経済的再分配より文化的承認の方が優先されるようになり、後者はややもすると前者の機能不全を覆い隠してしまう。なるほどなぁ。

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