読んだもの観たもの

I'm not a very good communicator, so maybe that's why I write about talking

『Music for Quiet Moments』

Apple Musicでロバート・フリップがたくさん聴けるようになっていて嬉しい。で,この『Music for Quiet Moments』のシリーズは,Amazonなんかで買おうとするとべらぼうな値段になっていて,YouTubeで聴けるといえば聴けるみたいだけど,Apple Musicで配信さ…

『錦繍』

錦繍(新潮文庫) 作者:宮本 輝 新潮社 Amazon ものすごく久しぶりに,小説を読む。ある事件をきっかけに離別した元夫婦,その間の往復書簡で構成された小説ということで,愛憎の物語として読んでいたら,途中,生きていることと死んでいることは同じことか…

『ノーカントリー』

ノーカントリー (字幕版) トミー・リー・ジョーンズ Amazon お正月ということで,ネトフリで見たノーカントリー。見るのは2度目なので,大体の筋書きは頭に入った状態だったが,改めて見ても結構複雑な話なのね。金を拾ったルウェリン・モスを追っているのは…

『異邦人』

異邦人 デジタル復元版 Blu-ray(特典なし) マルチェロ・マストロヤンニ Amazon 新年一発目は『異邦人』。カミュの原作は何度も読んでいるし,映画は一体どんな感じかいなということで見た。ムルソー役はマルチェロ・マストロヤンニ,マリィ役はアンナ・カリ…

『シン・ウルトラマン』ついでに流れで『DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン』

シン・ウルトラマン 斎藤工 Amazon DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン 庵野秀明 Amazon 年末ということで,また,アマプラで配信中ということで,劇場では見れなかったシン・ウルトラマンを。だいたいシンゴジみたいな感じなのだが,シンゴジに比べると…

『浮き雲』

浮き雲 (字幕版) カティ・オウティネン Amazon いい映画です。悲惨な境遇の中でとにかく生計を立てるために一生懸命なのだが,みんなどこか抜けていて(だから憎めないのであるが)それゆえに踏んだり蹴ったり,そうした人々を大仰な演出は一切排して描くの…

ご冥福を,アンジェロ・バダラメンティ

アンジェロ・バダラメンティが亡くなったそうだ。リンチ作品での仕事しか知らないが,いい仕事してましたねえ。 彼の作品で,今日にふさわしい曲を。 これもお茶目でよい。

『悪い奴ほどよく眠る』

悪い奴ほどよく眠る[東宝DVD名作セレクション] 三船敏郎 Amazon 久々に映画をちゃんと見た。公団の汚職をめぐる社会派な作品ということだが,小悪党の人が終始小悪党らしいよい顔をしている。というか,基本的に顔を楽しむ映画である。

『Epigraphs』

Epigraphs アーティスト:Bjornstad, Ketil Ecm Amazon あっという間に10月も終わる。その前に滑り込みで投稿しておきたいということで,これ。ケティル・ビヨルンスタ(piano)とデヴィッド・ダーリング(cello)のデュオ作品。この二人のデュオといえば『Th…

『Player, Piano』

Player, Piano Modern Recordings Amazon ダニエル・ラノワの新作。本人曰く、 ピアノの世界には、より大きく、より明るくしようとする競争があり、それが僕の耳には、この楽器を耳障りで、もろいものに感じさせている。 ということだそうで、同感。 ピアノ…

今年も9月がやって来た

Secrets Of The Beehive-st アーティスト:Sylvian, David Virgin Amazon Goodbye to Language アーティスト:Daniel Lanois Anti Amazon 今年も9月がやって来たということで、毎年恒例の9月にちなんだ曲を聴いていく会。で、これも毎年恒例で、結局デヴィッド…

『スタンド・バイ・ミー』

スタンド・バイ・ミー (字幕版) ウィル・ウィートン Amazon まだまだ夏だということで、ネトフリで見れた『スタンド・バイ・ミー』。年代も場所も違うけれど、この田舎町のうんざりする感じは、私にもわかる。そりゃあ死体の一つや二つ、探したくなるよなぁ…

『スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック』

スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック 作者:伏見瞬 イースト・プレス Amazon 私もスピッツについては一家言二家言ある方で、初期3作が至高であるとか(あともちろん『オーロラになれなかった人のために』も忘れてはいけない)、その次の『Crispy!』…

『ソング・トゥ・ソング』

ソング・トゥ・ソング (字幕版) ルーニー・マーラ Amazon テレンス・マリック監督。こういう映画は嫌いではないが、感想を書くのに困るなぁ…。シーンやセリフを断片化することによって意味深な感じは醸し出されているが、実際そこに何かがあるかと言われると…

『レザボア・ドッグス』

レザボア・ドッグス Harvey Keitel Amazon そして『レザボア・ドッグス』を見たのも、例によって夏だからである。自分のタランティーノ遍歴としては、確か先に『パルプ・フィクション』の方を見て衝撃を受けていたので、この『レザボア・ドッグス』を初めて見…

『火垂るの墓』

火垂るの墓 [Blu-ray] ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 Amazon 終戦の日だったので、だいぶ前にテレビ録画したものを。実は初見。

『ゾディアック』

ゾディアック(字幕版) ジェイク・ギレンホール Amazon Netflixをなんとなく眺めていると、デヴィッド・フィンチャーの映画が思っているよりたくさんあることに気づいて、夏だということで見た。ゾディアックと名乗るシリアル・キラーの映画ということで、フ…

『エクソシスト』

エクソシスト(字幕版) エレン・バースティン Amazon 学生の時に一度見たものの、どんな内容だったかほとんど忘れてしまったので、これも夏だということで、Amazon Primeで配信終了になる前に見た。例の悪魔に憑かれた女の子は、記憶だと5〜6歳くらいだったの…

『羊たちの沈黙』の続編。

ハンニバル (字幕版) アンソニー・ホプキンス Amazon レッド・ドラゴン (字幕版) アンソニー・ホプキンス Amazon 夏休みに突入したので、ちょっと前に続けて見た、『羊たちの沈黙』の続編たち。『ハンニバル』の方は、だいぶ前にテレビで放送されていたのを…

『世界のエリートもまだ知らない スピリチュアル経営術』

世界のエリートもまだ知らない スピリチュアル経営術: あなたのビジネスが上手く行かない本当の理由を教えよう 作者:棚田克彦 Amazon 職場スピリチュアリティの実例。ビジネスが上手くいかないのは戦略とか組織構造とか文化の問題として色々論じられているけ…

最近はこの辺のをパラパラと

魂を統治する 私的な自己の形成 作者:ニコラス・ローズ 以文社 Amazon 治療は文化である―治癒と臨床の民族誌 (臨床心理学 増刊第12号) 作者: 金剛出版 Amazon 現代スピリチュアリティ文化論――ヨーガ、マインドフルネスからポジティブ心理学まで 作者:伊藤雅…

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

京都でブライアン・イーノ、ということで行ってきた。ランダムな生成・変化が最近のイーノのブームらしく、全体的に、音楽や人の顔や絵が緩やかに変化し続けるという感じの展示。 ありきたりな日常を手放し、別の世界に身を委ねることで、自分の想像力を自由…

ジュリー・クルーズ ご冥福を

Floating Into the Night アーティスト:Cruise, Julee Warner Brothers Amazon www.youtube.com

Drive Like Jehuの1st、エモい

Drive Like Jehu アーティスト:Drive Like Jehu Headhunter Amazon Drive Like Jehuはとにかく2枚目の『Yank Crime』が最高なのだが、この1stアルバムも悪くない。いわゆるエモのバンドを嫌悪している私でも、全力で拳を突き上げたくなるくらいエモいのがDri…

モリッシーのライブDVDを観る

モリッシー - モリッシー25ライブ Morrissey Amazon ツタヤで借りれたので、モリッシーのライブDVDを観る。このDVDは、字幕が仕事をしすぎる。歌詞はもちろん、曲間のMCや観客の歓声からモリの奇声まで、すべて日本語に訳されている(しかもちょっとお茶目な…

改めて、ポップ・グループの『Y』

Y(最後の警告) 40th アニヴァーサリー・エディション アーティスト:ザ・ポップ・グループ ビクターエンタテインメント Amazon 通勤の時になんとなく今日はポップ・グループの『Y』の気分だということで、久々にApple Musicで聴いてみたら、あれ、こんなんや…

『マリアンヌ&レナード 愛の言葉』

"So Long, Marianne"のマリアンヌとレナード・コーエンの物語。

『コントロール』

コントロール(字幕版) サム・ライリー Amazon 新生活でなんやかんやしてると、久しぶりの更新。それで、だいぶ前にツタヤでDVDを借りてたのをまたほったらかしにしてたら、アマゾンプライムでも見れるようになっていて、まあそこはせっかくツタヤで借りたの…

『経営者のこころ チェスター・バーナードとの対話』

経営者のこころ―チェスター・バーナードとの対話 (1978年) (日本バーナード協会シリーズ) 作者:W.B.ウォルフ 文真堂 Amazon ウォルフによるバーナードの死の2ヶ月前のインタビュー。バーナードによると、『経営者の役割』の元となったローウェル講義はほとん…

『日本の経営』

日本の経営 作者:尾高 邦雄 中央公論新社 Amazon 1965年の著作。内容的にも、経営の近代化・民主化(=従業員参画型経営の実現)に向けた提言の書ということで、新人間関係論とかなりオーバーラップする。で、仮想敵は、やはり、と言うべきか、ヒューマン・…