本
組織文化とリーダーシップ 作者:E.H.シャイン,エドガー・H.シャイン 白桃書房 Amazon 『組織文化とリーダーシップ』については、以前も書いたけど(https://tsk1024.hatenablog.com/entry/2019/10/01/180133)、それは1985年の初版の邦訳で、こっちは2010年…
向日葵の咲かない夏(新潮文庫) 作者:道尾秀介 新潮社 Amazon 嫁さんが、病院の診察の合間に何か暇つぶしできるミステリを、と言うので、できるだけ後味の悪い作品がよかろう、と思って、気持ち悪くて面白かったこれを貸すことにした。結局、診察の合間では…
組織の行動科学―ヒューマン・オーガニゼーションの管理と価値 (1968年) 作者:三隅 二不二,R リッカート Amazon ここまできたら、ついでにこれもざっと読み直しておく。やはりこの1967年の著書が一番読みやすい。と言っても、基本的にこのリッカートという人…
経営の行動科学―新しいマネジメントの探求 (1964年) 作者:R. リッカート Amazon 1976年の著作を読んだついでに、この1961年の著作もざっとふりかえり。まあ合わせて読んでみると、リッカートの議論の原型はほぼこの『経営の行動科学』で出揃っているのがわか…
コンフリクトの行動科学―対立管理の新しいアプローチ 作者:リッカート,R.,リッカート,J.G. ダイヤモンド社 Amazon リッカートの1961、1967年の著作はもちろん読んでいるけど、この1976年作は放置していたので、この機会にとざっと読んでみた。コンフリクトと…
経営と勤労意欲 (1954年) 作者:レスリスバーガー Amazon 人間関係論の系譜を辿る、ということで。人間関係論ということで言えば、「メイヨー=レスリスバーガー」というふうに一緒くたにされることが多いが、以前に読んだメイヨーとはだいぶ感触が違う。どち…
カルト・マネジメント:経営学に学ぶブラック企業の作り方 作者:柴門 真知 Amazon 話題の本ということで。 経営学を、ブラック企業を作る方法(「働かせてくれてありがとうございます、給料はいりません」という従業員を作り上げる方法)として読んでみた、…
真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 (講談社現代新書) 作者:中野 剛志 講談社 Amazon 「企業論」というか「起業論」? アメリカ礼賛型の起業にまつわる通説・俗説を、経営学研究などを参照しながら反駁していくという本。もろにシェーンの『〈起…
産業文明における人間問題 (1951年) Amazon 人間関係論〜組織開発の学説史をもう一度整理しておこうというので、まずはメイヨーの1933年の作から。この本は大きくは三部構成になっていて、まずは産業(労働者)研究においては生理学のみならず心理学をはじめ…
どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉 (講談社文庫) 作者:綾辻行人 発売日: 2017/03/10 メディア: Kindle版 「犯人当て」が5つ並んだ短編集。読者への挑戦状が提示されるということで、趣向としては本格っぽい感じでありながら、種を明かしてみればだいたい人を…
近代・組織・資本主義:日本と西欧における近代の地平 作者:佐藤俊樹 発売日: 1993/11/15 メディア: ハードカバー 簡潔に読書記録をまとめてみようということでやっているこのブログなのだが、それをこの高密度なテクストについてやってみろというのは、土台…
本はどう読むか (講談社現代新書) 作者:清水幾太郎 発売日: 2013/03/29 メディア: Kindle版 本の読み方の本。これはいい。本の読み方そのものについては特別変わったことは言っていないが、何より本に関する著者自身のいろんな経験を交えたエッセイ風の文章…
資本主義リアリズム 作者:マーク フィッシャー 発売日: 2018/02/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) 近頃、資本主義というものへの興味が尽きない。まあ資本主義というのは後で触れるようになかなか論じるのが難しいのだけれど、そんな中、この本は資本主…
正しい本の読み方 (講談社現代新書) 作者:橋爪大三郎 発売日: 2017/09/20 メディア: Kindle版 本の読み方ということで、学生に勧められればよいなと思い、こないだやってたアマゾンの講談社ポイント50%還元セールで買ってみた。本を読むときは手を動かしま…
問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる 作者:エドガー・H・シャイン,金井壽宏 発売日: 2014/11/26 メディア: Kindle版 誰かに何かを質問する、問いかける、というのは私たちが日頃たくさんやっていることだけれど、単に「答え」「情報」を得…
シャイン博士が語る組織開発と人的資源管理の進め方: プロセス・コンサルテーション技法の用い方 作者:シャイン,エドガー・H.,丈一, 尾川,大雅, 石川 発売日: 2017/04/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) キャリアや組織文化に目配せしながらどうプロセス…
ベンチャー企業経営論 発売日: 2002/05/01 メディア: 単行本 ベンチャー企業論の大きな見取り図を頭に入れておくために、ざっと読む。
おしゃべりと嘘――「かたり」をめぐる文化論 作者:樋口桂子 発売日: 2020/09/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) 「嘘をついてはいけません」とは誰もが散々聞かされてきたことであるし、現代ではさらに、他者に嘘をつくのがいけないだけではなく、自分に嘘…
文庫 結局、自分のことしか考えない人たち: 自己愛人間への対応術 (草思社文庫) 作者:ホチキス,サンディ 発売日: 2020/02/06 メディア: 文庫 個人化論とか個人主義の論文を読んでいると「自己愛」というのがキーワードに挙がってきて、世代的にも自分のこと…
出版禁止(新潮文庫) 作者:長江俊和 発売日: 2017/08/18 メディア: Kindle版 久しぶりにミステリを。
OLたちの「レジスタンス」―サラリーマンとOLのパワーゲーム (中公新書) 作者:小笠原 祐子 発売日: 1998/01/01 メディア: 新書 Ybema et al. (2009) の組織エスノグラフィーのハンドブックのビブリオグラフィーに挙げられていたので。 職場において女性は、色…
ただ波に乗る Just Surf―サーフィンのエスノグラフィー 作者:水野 英莉 発売日: 2020/04/03 メディア: 単行本(ソフトカバー) 滅多に行かないのだけど、私は海が好きで、ほとんど何も知らないのだけれど、サーフィンにはぼんやり関心はある。ということで、…
人本主義企業―変わる経営変わらぬ原理 (日本経済新聞出版) 作者:伊丹敬之 発売日: 2019/02/04 メディア: Kindle版 " data-en-clipboard="true">戦後の日本企業を取り巻く状況とそこから生まれた制度(日本的経営)は、試行錯誤のうちに資本主義とは異なる「…
先生のホンネ~評価、生活・受験指導~ (光文社新書) 作者:岩本 茂樹 発売日: 2014/08/01 メディア: Kindle版 Kindle Unlimitedで読んだ。学校という場には色々と人間関係上の困った問題が起こりがちで、それというのも、学校の先生に対してはどうも「先生は…
スマイルズという会社を人類学する-「全体的な個人」がつなぐ組織のあり方 作者:小田 亮,熊田 陽子,阿部 朋恒 発売日: 2020/10/09 メディア: 単行本 「全体的な個人」という書籍のタイトルとしてはあまり見慣れない言葉が副題に入っていたので、これは読まね…
社会を知るためには (ちくまプリマー新書) 作者:筒井淳也 発売日: 2020/09/18 メディア: Kindle版 適切に社会を記述するためには、「意図(目的)と結果」という枠組みから自由に社会を記述することが重要です(145頁) ということを全編にわたって主張し続…
はじめての経営組織論 (有斐閣ストゥディア) 作者:高尾 義明 発売日: 2019/09/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) 遅ればせながら読んだ、高尾先生の経営組織論の教科書。組織とは何か、どのような役割を果たしているのかについて、目的手段とか決定前提の…
バガボンド コミック 1-37巻セット (モ-ニングKC) 作者:井上雄彦 発売日: 2014/07/17 メディア: コミック 子供の頃にジャンプ黄金期でふつうにスラムダンクを読んでいたわけだし、そうなるとやはり高校生くらいになると順当にバガボンドを読んだりしていたわ…
見るレッスン~映画史特別講義~ (光文社新書) 作者:蓮實 重彦 発売日: 2020/12/25 メディア: Kindle版 ざっと読んだ。あまり「見るレッスン」にはなっていないような気もするが、 まあそこは問わない。
書きたい人のためのミステリ入門(新潮新書) 作者:新井久幸 発売日: 2020/12/17 メディア: Kindle版 とくにミステリを書く予定はないけど、読んでみた。まあ「論文の書き方」みたいなもので、なにか目新しいことが書いてあるわけではないけれど、基礎的なこ…